デビルサマナーシリーズが10周年を迎えるとのことで、
そうかあ、あんな頃からもう10年経とうとしているんだなあ、としみじみ。
忘れもしない、「真女神転生デビルサマナー」の発売日12月19日は、
うちのおじいさんが亡くなって程なくのこと。
初七日の法要を済ませたあと真っ先にセガサターンの前に君臨していた、
画面に向かってオープニングをプレイし
「げ、俺いきなり死んじゃったよ」
なんて言って笑うある種ベルゼブブよりも罰当たりな背徳生活でしたね。(ごめんよ、おじいちゃん。)それくらい、はまりました。
本当、最近メガテン関連の話題でぱっとしたものがなかったので、
個人的にはアバタールチューナーが食指に合わなかったショックも大きく、
あれ以降まともにゲームにかかれないのもあるけれど……。
それゆえに、「葛葉ライドウ」の登場は、凄くうれしかった、
本当に待望の!っていう感じです。
こればっかりはゲーム嫌いなあのお方の視線を完全無視してでもやり遂げねば……。
それにしてもあばちゅショックの後遺症は大きく、
おかげで自分の周囲では「中途半端」とさんざ叩かれた「真V」が俄然輝きを増している。
いや、やっぱり後になって印象に残るものが大きいと言うのは、それだけ偉大な証ですよ。
COMPがないとか、会話が単純だとか、魔晶変化がない、とか
そんなものふっとばすぐらい、一つ一つのエピソードが
脳裏に焼きついているんだよなあ、と感心。
自分の中ではやっぱりヨスガ(縁)のエンディングが印象深く、
そこでめぐったエピソードの数々がやっぱり感慨深かったですね。
うちの弟はムスビ(結)に共感していたのもまた面白かったし。
でも不思議なのは、この3つのコトワリ、
3つのデメリットをそれぞれ補うものが、それぞれのコトワリのメリットとなっている点、
一つが突出してもそこに果たして幸せなんてあるのかな、的な疑問を常に考えさせる、
またこの輪廻が世界を創造している、また面白おかしくしてる、
混沌て、必ずしも悪いだけに捉えるもんじゃないよって
ハードに教えてくれてる気がする。(そう、ハードに教えるところが真メガテンシリーズのミソ)
さて、話をデビルサマナーに戻そう。
色々と開発写真が上がってきているけれど、レトロなんだけどああいうおとぼけた風合いの出せる
時代が大正・昭和初期にあるっていうのは本当に素敵だな、
良い時代だったんだなあ、と。
「はいからさんが通る」くらい、砕けたところは砕きまくって欲しいなと思うのは
サマナーシリーズだからこその期待。
だって、葛葉の先祖が出るなら、おいらの永遠のライバル、Drスリルの先祖も出てきて欲しいし(もちろんテーマ曲はアレで)
帝政ロシア時代にラスプーチンとともに奇怪な研究に励むうちに造魔を作り上げ……
みたいなベタな登場とかしてみたり、して欲しいなあのエセ関西人には。
今確認している限りだと金王屋はあるみたいだし
(弟に「アレ、夜中の二時台にいくと看板が金玉屋になってる」って嘘ついた。サターンに時計機能があったころのネタ)
歯車堂は伝統の色で出てきそうだし、武器密売の不動産屋、成瀬のおっさんはご先祖様も
普通にやくざやってそう(やくざ出てくるみたいだし、天堂組とショバ争いしていたら面白いかも)
マリーはやっぱり占い屋なのかなあ、
いんちき占いで新興宗教の乱立した(この時代は2,26事件で暗躍した北一輝など多くの宗教家が現れた)
大正・昭和初期にしれーと教祖様やってることも考えられなくもない(凋落してマリーがあるなんてこともありえるし)。
その新興宗教を起こす面々の中に、ダークサマナーの面々やファントムソサエティも暗躍していたりして、ねえ。
百地警部や磯部刑事にあたるキャラなんてのも出てくるかなあ、
出てきたらまたどやされるんだろうなあ、留置場にも入れられるんだろうなあ、
どうしよ、「お定(はいからさんが通る)」みたいなのがいたら。
顔で山手線ゲームが出来るような人ばかりいたらどうしよ……。
ところでヒロインの几鳥さん?
ジャーナリストっていうあたりがツボに入りました。
しっかりしてる感じだけど、紅緒さん級のおっちょこちょいであることを願いますな。
で、編集部の面々は冗談社みたいな感じだとなおツボ。
いきなり編集部内で「涙ちょちょぎれる怪獣大決戦」ごっこが始まったり、
校了前、原稿催促の電話の問答に
「なにでけん。殺してでも良い、書かせろ!
……いや、待て、殺してはいかん。
右手だけは生かしておけ、殺すときはじわじわと……」
なんて会話が頻繁に行われていたり……。妄想が止まらん。